沖縄の三線は通販サイト「クオレ三線工房」で選ぼう!

沖縄の三線の通販サイト「クオレ三線工房」

三線は三味線のルーツの一つとなった沖縄の弦楽器です。中国の弦楽器三弦が15世紀頃琉球王国に伝わり独自発展したものといわれています。その三線工房は、今は通販のみですが、北海道の釧路にある店舗です。なぜ、北海道?

実は釧路には沖縄民謡流志会という三線教室があります。北海道では三線の演奏や練習も他県と比較すると盛んです。そこにクオレ三線工房が開店しました。代表は道産子ですが年に数回、沖縄に通うほどの三線マニアです。

クオレ三線工房の価格帯

クオレ三線工房には入門セットから名工の作品まで、演奏者のレベルや予算に応じて選ぶことのできる品揃えになっています。値段はまちまちです。また、ユーザーの好みに応じた仕上げにすることもできます。三線を選ぶにあたっては構造と材質を理解しなければなりません。三線の主要部位は、棹と胴です。そこに弦を張って、その弦を鳴らします。弦の張り具合を調整するのが糸巻きです。弦を張るだけでは、音を胴に共鳴させることが出来ないため、胴の上に駒を立てて弦の音を伝えます。弦をはじくのがバチですが、三味線のように大きなものではありません。爪と呼ばれる、やや小型のものになります。

クオレ三線工房はネットからの通販に応じてくれます。しかし、ホームページの説明書きで戸惑ってしまうのが使われている沖縄の方言です。解説を加えながら説明しましょう。三線の音色と価値を決めるのは棹だと言われています。この棹は沖縄方言ではソーです。ソーは材質が重くて硬いもので、時間が経っても反りなどの狂いが生じにくいものが良いとされています。中でも最高級の素材は八重山産の黒檀です。沖縄ではこれを八重山クルチと呼んでいます。古くから三線のソーに使われていた素材がユシです。沖縄に広く自生していたので初心者用の三線に多く使われていました。しかし、芯材でないと反りが出やすい欠点があります。ただし、芯材は反りが出難い代わりに希少なので高価です。この高価な芯材をユシ木実入りと呼んでいます。

クオレ三線工房のトップに並ぶ名器の棹材は、これらの八重山クルチとユシ木実入りです。価格帯は八重山クルチが棹のみで300,000円代、三線に仕上げたものが340,000円代位で販売されています。ユシ木実入りは三線に仕上げたものが200,000円前後です。南方のフィリピン原産の黒檀の類にカマゴンとカミゲンがあります。これらは八重山クルチやユシ木実入りと比較すると安価で、三線に仕上げたもので100,000円から120,000円弱です。さらに安価なものでは、タガヤサンという東南アジア原産の広葉樹があります。三線に仕上げたもので40,000円前後です。入門セットであれば棹材が樫の木になります。ケースや爪までセットになって16,000円位です。

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クオレ三線工房にある名工の三線

クオレ三線工房には既に亡くなった人も含めて名工の三線があります。三線職人の種類は棹職人と塗り職人です。三線の特徴ある塗りに春慶塗りがあります。春慶は沖縄方言でスンチーです。スンチー塗りは木目が鮮やかに見えるように透明な漆加工を施す塗り方です。もともとは春慶の名の透明度の高い高級漆の種類を指していました。現在、三線に使われているのはこの春慶ではありません。オレンジ、レッド、イエロー系の透明感のある漆で塗ったものをスンチー塗りと呼んでいます。沖縄県本部地方の棹名工赤嶺清二の棹をスンチー塗り名工であった故湖城恵永が塗った作品が残っていたりするのもクオレ三線工房です。三線の名工には若手もいます。国吉真陽、上原良光、岸本吉雄、神谷功、内間直樹、譜久山勝、新垣清昴、仲嶺盛文、又吉真栄などが工房で見つけることのできる新旧の名工達です。

三線には7種類の型があります。マカビー型が最も多く作られていると言われていますが、クオレ三線工房でも最も多いのはマカビー型です。マカビー型は棹が細身で均衡のとれた美しさに特徴があります。次いで多いのが知念大工型です。棹の太いところに特徴があります。又吉真栄は昭和三線の巨匠です。その巨匠が作った珍しいユナ型という三線がスンチー塗りの作品として掘り出せる可能性もあります。クバの骨とはクバと呼ばれているビロウの葉の骨に似ていることからついた名です。クバの骨型の三線は琴に似た美しい音をだすことができると言われています。クバの骨型三線を八重山のユシ木実入りの古木で沖縄在住の若手職人にオーダーしたものも珍しいものの一つです。

クオレ三線工房の特徴

クオレ三線工房の特徴は、初心者向けの比較的手を出しやすい価格帯よりも棹の材質や美しさ、希少価値を重視した製品に重点を置いているところにあります。取りそろえているのは名工や巨匠と呼ばれる熟練の職人の作品ばかりではありません。新人の作品でも希少素材でオーダーすることによって作品の価値を高めています。一つ一つの製品から伝わってくるのはこだわりです。今回取り上げた三線は7種類の内の4種類でした。他にもフェーバラー型、クバシュンデン型、ヒラナカチニン型があります。それぞれに特徴と美しさを持った型です。オーダーするときに相談しても良いかもしれません。

クオレ三線工房はこだわりの三線通販ショップ

沖縄にはかつて、黒檀やユシの木が多く自生していました。三線の棹にするためにはこれらの素材の年数をかけて育ったものを使う必要があります。今では黒檀やユシの木は伐採を厳しく制限されていて年を経るに従い入手困難となっているのが実態です。クオレ三線工房はこれら希少素材や名工の作品にこだわった三線を扱っている通販ショップと言えます。

店舗情報

店舗名クオレ三線工房
所在地通販のみ
電話番号通販のみ
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